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TULLY’S COFFEE


 わたくし、求職中である。

 ハローワークプラザ札幌に近いせいか、日本生命札幌ビルB1Fのタリーズコーヒーによく出没する。

 座る席も決まっている。いつもの席が空いていないときは、コーヒーをがまんして店を素通りする。

 このこだわりになにか理由はあるのか、ないのか。

 ただの変人なのかもしれない。

 3,4年前までタリーズコーヒーはスターバックスコーヒーの真似をしていると思っていた。真似した部分もあるのかもしれない。店舗の作りだとか、接客マニュアルだとか、もしかしてだけど。

 何度か通ううちにこれがタリーズコーヒーの個性だと思えてくるから、人って不思議なものですね。

 今もこうしていつもの席で書いている。

 席についての話をしよう。

 私は広間に向かって、ようするに壁を背にして座るのが好きだ。

 店の中にいる人はみな同じ方向を向いて座っているから、いろんな背中が見える。今日のお客さんは全員、半袖。ロングヘアーの女性が一人、セミロングが二人。ハゲている男性が二人。そしてとなりの席の男性は長袖ワイシャツ、ネクタイ姿でパソコンを打っている。と、こんな具合だ。

 この店は意外と静かで、若い店員の声だけが妙に響く。

 あともう何回通うのかな、ここに。
 就職が決まれば、めったに来なくなるはずである。
 その前にお金がなくなって来られなくなるかもしれない。
 あぁ、どうしよう。
 これが最後かもしれない。
 

 地球の終わりじゃないんだから。

 たぶんしばらくお世話になります、タリーズコーヒー日本生命札幌ビル店 様。
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旅するBearジェニー(イギリス生まれ)のひとりごと

 好きな紅茶はフォートナム&メイソンのロイヤルブレンドです。
 でもグアムの免税店で買ったのはあまりおいしくなかったです。ママと姉にもおみやげに買って帰り、ふたりともやはり「あんまりおいしくない」と不思議がっていました。
 もう何年も前のことですが、ロンドンの空港でママが買ってくれたのは本当においしかったです。
 おなじフォートナム&メイソンのロイヤルブレンドなのに、どうしてこんなにちがうんでしょう。
 考えたらあたりまえですね。おなじ紅茶はこの世にふたつとあるわけないんですから。いくらブレンドして安定したものを作っていると言ったって、そのときの茶葉によってちがう味になるのはしかたがないんです。

 ブランドにこだわらず、ふだんよく飲むのはダージリンとアールグレイです。とくにダージリン。ファーストフラッシュ(春摘み)、セカンドフラッシュ(夏摘み)、オータムナル(秋摘み)のそれぞれの味、香りを楽しんでいます。
 いま住んでいる北海道はもう秋の風が吹いているので、ついこの間オータムナルを開封しました。ルピシアの紅茶です。あたらしい紅茶の封を切ったときのあの香り。おもわずうっとりしてしまいます。秋を感じてしまいます。そしてひさしぶりに飲むオータムナルの味は深くしみじみと秋が来たことを体に教えてくれます。ひとくち飲んだとたんに葉っぱが紅や黄に染まった森の木々を思い出させるのです。色とりどりの世界です。

 そうやって季節を感じるのが紅茶の楽しみですね。もちろん産地によって楽しむこともあります。
 スリランカ紅茶はウバが有名ですが、私はヌワラエリヤが好き。とても繊細ですばらしい紅茶です。ぜひストレートで味わってみてください。
 それはそうとカレル・チャペックの紅茶って高いですよね。おいしいんだけどなかなかおこづかいでは買えない。うちのパパはもうリタイアしているんでね。
 私は世界中を旅したいけど、お金もためなくちゃ。紅茶が生きがいだもの。

 やがて本当の秋が訪れたら、今年も北海道の森で冬眠する予定です。それまでだれか私と紅茶談義しませんか。

Jennie

木下サーカス

 小学生の頃、一度だけサーカスに連れて行ってもらった。どんなショーを見たのか全く覚えていないのに、テントのどの辺りの席に座っていたのかは覚えている。
 唯一はっきり思い出せるのは、象がこれでもかこれでもかというくらいに何十頭も出てきたことだ。リンクの周りにぐるっと服を着た象が立ち並んでいた。たぶんそれがサーカスの一番の山場ではなかったか。これだけの巨大な象をテントのどこに隠していたのだろうと不思議でしかたなかった。そしてサーカスはこんなにも楽しくて素晴らしいものなのだということがしっかり私の中に刻まれた。

 この夏私の住んでいる街に木下サーカスがやってきた。なんと89年ぶりの公演である。
 子どもの頃と同じように両親と見に行った。そして夫も一緒に。
 薄暗いテントに入るともう遠い昔にタイムスリップしたようだった。ノスタルジックな空間で、私が生まれる前から子どもはサーカスに胸をときめかせていたのだろうと思った。
 まずピエロが登場してスーパーイリュージョン、つりロープショーと続く。どのショーも素晴らしかった。だけどなにかが物足りない。動物だ。後半には動物がたくさん出てくるに違いないと期待した。
 キリンが1頭出てきたが、なんだかもの哀しい表情をしていた。キリンはいつもこんな顔でこれが普通なのだろうか。
 シマウマが4頭出てきた。並んで軽やかにリングを小走りする。その様子は「集団行動が得意ですよ、私たちは」と言っているようだ。
 ライオンは8頭いた。奇跡のホワイトライオンがいると話題になっていたが、この暗さでは茶色と白の違いなどたいしたことではないように思えてしまった。ライオンのしぐさが以前飼っていた猫のレンに似ていて、死んでからもう10年もたつのに思い出してしまった。
 そして象である。やはり腹巻のような服を着て、足首にはフリルの布をつけていた。
 あの大きな足がギリギリのっかるくらいの小さな台。象はその台にうまく足を4本のせ立つことができた。拍手。
 ここで気になったのだが、象は口角が上がっているせいか、口を少しでも開くと笑っているように見えるということだ。つまり象は小さな台の上で笑って立っていた。ここがポイントだ。そして前足を2本上げ、後ろ足だけで立つということもやってのけた。そのポーズは犬の「お手」「待て」と並ぶ有名なあれに似ている。フリルのついた前足を胸まで上げて、笑顔で…。
 台から降りると今度は2本足でパタパタと観客席の方へ歩いてきた。けっこう早足なのだ。
 おそろしくなってしまった。
 だって象が笑って立ってこちらに歩いてくる。まったく想定外だった。思わず夫に「おそろしいものを見た」とつぶやいた。
 ちなみに象は2頭出てきたが、芸をしたのは大きい方の1頭だけだった。もう1頭はいるだけだったが、先輩の芸を見て勉強しているのだろう。そう考えるしかない。
 もしかしたら実は笑っているように見えたのではなくて、笑っていたのではないだろうか。
 あんなにたくさんショーを見たのに、象のおかげで全部忘れてしまいそうだった。
 家に帰ってベッドに入っても、笑顔で歩いてくる象が頭から離れない。
 それにしても象って賢い。キリンはなにも芸はしなかった。シマウマはちょっとしてた。ライオンはめんどくさそうにしてた。象だけが楽しそうに取り組んでいた。
 どうしてあんなに皮膚にシワがいっぱいあるのだろう。
 もう象のことしか考えられない。
 こんないい思い出を私にくれた木下サーカスに感謝の気持ちでいっぱいだ。両親にも心から感謝。私って本当に幸せ者だ。

娘思い

 父は10年以上前から母にカツラを勧めてきた。テレビのコマーシャルでやっているアレである。
 母は薄毛だ。本人に向かってはっきり言ったことはないが、まちがいない。
 母自身もわかっていたけど、カツラが高価なのであきらめていた。カツラを買うくらいなら、ハワイへ行きたい。その気持ちもわからなくはない。
 しかしここへきて父の強い勧めで、とうとうオーダーメイドのカツラを買うことにした。
 これがもうおどろきである。なにがおどろきかって、カツラをかぶった母は10歳若く見える。こんなことならもっと早く買えばよかったのにと思った。
 そして私はというと、母に似てやはり薄めである。父も薄いがそれはまた別の話。
 今まで自分のカツラなど考えたことがなかった。
 ところが母はさすがだ。カツラが完成したとき「このカツラ、うちの娘にも使えるかしら」と聞いたそうだ。「お客様の頭にぴったり合わせたオーダーメイドですが、お直しすればお嬢さんでも使えますよ」そう言われたとうれしそうに報告してくれた。
 私もこれでひと安心。明るい将来が約束されたようなものだ。 
 家に帰ってこの話を夫にしたら、大爆笑された。

札幌ライオン

 大通西15丁目のライオンをご存知だろうか。

 ライオンズマンションをご存知だろうか、と聞くのが正しいのか。

 このマンションの入口に、台座に乗り前足を立てているライオンがいる。もう何年も、雨の日も雪の日もかんかん照りの日も同じポーズをとっているのだろう。

 このライオンは私が西の方向から歩いてきてマンションの前を通りかかると、柱の影から突然現れる。いつもその度にドキッとする。何回通っても驚いてしまう。ここまで学習能力がないのかと自分でも情けなくなる。
ライオンは猛獣だからしかたない。そういうことにする。

 さて私がこのライオンを通り過ぎるときは、だいたい大通に向かっている。今日は日曜日だったから、大通公園は大勢の人でにぎわっていた。気温は29℃。涼しい風が吹いているので暑いとはいっても結構心地よい。
 ギターを弾きながら歌っている二人の青年が見えたので、近くに行ってみた。だが私が注目したのは彼らではない。そのそばで歩道に座り込んで線香花火を売っている若い女性がいた。2本で10円。一体、今日一日で何本売れたのだろう。いささか無理な商売ではないか。もう20歳を超えているというのに。
 こういうのを余計なお世話っていうのだろうな、若い人は。実際そうなんだけど。

 この女性は私と目が合うとおどろいた顔をした。売れると思ったのだろうか。いや、そんなことでびっくりするわけがない。
 本当は「今日は何本売れましたか」と聞きたかったが、冷やかしと思われかねない。好奇心と冷やかしは紙一重だ。

 いつまでも見ているわけには行かないのでジュンク堂書店に向かった。駅前通りをテクテクと南へ向かい、交差点の辺りで信号待ちをするために足をとめた。

 勘のいい札幌市民ならもうおわかりでしょう。
 わたしはまたドキッとした。怖くてドキッとした。三越の入口に台座に乗った大きなライオンがいるのだ。わたしは子どもの頃からもう数え切れないくらいこのライオンに脅されている。すっかり忘れていた。いつも忘れた頃またここを通って怖い思いをする。もう何十年もそれが続いているのだ。

 しかもこのライオンは西15丁目のライオンより、ずっと立派だ。こう言い切ってしまうとライオンズマンションに悪いのだが、実際そうなのだ。だから、同じ日に二回ライオン像にびっくりしてもしかたがない。そういうことにする。

スターバックスコーヒー

今年は一度もフラペチーノを食べていなかった。8月に30度を超える日が一度もなかったから、もう少しで食べ損なうところだった。
 今日はもう8月21日なのに気温は33度だ。残り少ない夏の夕暮れ時、私はスターバックスコーヒーへでかけた。
 スタバが生まれたシアトルでは、わざわざスタバでコーヒーを飲むためにでかけるなんて恥ずかしいことらしい。テレビで見たが、東京の店では都内に住んでいる人はほとんどいなかった。みんなはるばる遠くの県から来ていた。
 私の家からは歩いて10分ほどのところにスタバがある。これはちょっとラッキーって思う。

 初めてスタバに行ったときのことをよく覚えている。あの日も暑かった。
 母と二人で買い物をし、のどが乾いたので休憩しようとパルコ店に入った。メニューを見てキャラメルフラペチーノを注文した。フラペチーノという言葉自体、新鮮だった。あとから思い出そうとしてもキャラメルなんだっけ、という感じで思い出せなかった。その日の夜、東京に住んでいる友達に初めてスタバに行ったことをメールしたくらいだから、よほどうれしかったのだろう。言葉が思い出せない私に「それはきっとキャラメルフラペチーノだよ」と教えてくれた。
 大好きなキャラメルとコーヒーが結びついて、私はコーヒー好きへと変貌をとげた。
 実はそれまでコーヒーが好きではなかった。なんであんな苦いものを飲むのか理解できなかった。今でも牛乳がなくてはどうも飲む気になれない。
 一昨年ハワイのスタバに初めて入った。自転車をレンタルして海岸線の上り坂を走り、ようやく着いたショッピングセンターの中にあった。なんと言って注文しようか、そう考えてとっさに「Latte」と口から出た。若い男の店員は、私の名前をたずねた。私はなぜ名前を聞かれるのかわからなかったが答えると、相手は聞き取れないらしい。アルファベットのスペルで言ってみた。わかってくれたようだ。
 カラカラの喉を早く潤したい一心で、できあがるのを待っていると、店員が私を呼んでいるように見えた。その瞬間「しまった」と思った。「Iced」と付け加えるのを忘れたのだ。熱いラテが出てきた。しかも紙カップにはDiaと書かれている。私はDiaと呼ばれたのだ。二重にがっかりした。
 店は満席でしばらくあつあつのラテを手に待つことになった。テーブルが空いてイスに座ろうとすると、もう一人若いネクタイ姿の人が近づいてきた。「よかったら一緒に座りませんか」そう日本語で話しかけると、彼は笑顔で「Thank you」と言い、相席した。
 ようやくラテを一口飲んだ。
「おいしい」
こんなに汗だくで喉が渇いているのに、間違って注文したホットラテはとてもおいしかった。不思議な気がした。
 一緒に座っていた若者は、ノートパソコンを開いて仕事をしているようだった。飲み終わって立ち上がるとき、私はうっかり彼の足を蹴飛ばしてしまった。あわてて「Sorry」と言った。彼は「気にしなくていいですよ。大丈夫です」というようなことを言ってくれた。
 結局、店を出るときには少しだけ満足したような気分になっている。まるでスタバの魔法にかかったようだ。

 ハワイではホノルルコーヒー、シアトルコーヒー、キモビーンズ、コーヒートーク、コーヒービーンズ&ティーリーフなどいろんなコーヒーショップへ足を運んだ。
 コーヒー通ではない私は、地元の人がすすめる店へ行っても味の違いなどよくわからなかった。
 ただ日本でよく行くスタバだけが一番思い出に残っている。私はもうすっかり魔法にかかっているのかもしれない。コーヒーを飲んだときの満たされた気持ちはスターバックスコーヒーが教えてくれた。おいしいコーヒーが飲める人生はなんて幸せなのだろうと思う。

私はこよなく猫を愛している。

あの毛並み、まあるい目、のどを鳴らすときの表情。

容姿の美しさだけではない。

ふてぶてしさ、情の深さ、なにも考えていない頭、単純すぎる思考回路。

人間様より好きかもしれない。

役に立たないけれどそこがいい。

使い道のない雑貨が愛しくて捨てられないみたいに、ただそこにいるだけでいい。

甘ったれてて、頑固で、あきっぽい。



もしかしてあなたって、猫に似ているの?

本と本屋とわたし

 なにか書くことないかな。そう思ったら本屋に行く。そこには無限にテーマがころがっている。
 どんな分野の本が好きかというと、それは少しずつ変わっていく。
 そして興味ある世界は広がっていく一方だ。

 本屋が好きだ。いるだけで落ち着く。知りたいことが次から次へと出てくる。
 冒険ができるし、学生にもなれる。経済学の講師にも会える。もちろん知らない国にも行ける。知らない国の言葉もしゃべれる…ようにはならないけど。
 
 外国語のコーナーに行くと、いつか話せるような気がしてくる。勉強さえすればバスク語のひとつくらい習得できるのかもしれない。一体、自信過剰か好奇心旺盛のどっちなのだろう。バスク語がどんな言語か全くわからないのに。
 英語のコーナーは驚くほど広い。
 それに比べてその他の外国語は一番奥の控えめな棚におさまっている。
 ハワイ語、スワヒリ語、アルメニア語。このくらいならなんとなく知っている。エスペラント語、カタルーニャ語、オック語、アッカド語。これらの言語になると、世界のどの辺りで話されているのかちんぷんかんぷんだ。
 それでも一冊手にとって読んでみれば、日常会話くらいできるようになると思ってしまう。やってみたら案外できるのかもしれない。やはりそう思っている。

 本は私をすっかりその気にさせてしまうのだ。
 過去の試験対策は、この勘違いな性格のおかげでずいぶん得をした。問題集や参考書を手にしただけで、もうそれらを読み解いている自分を想像していた。こういう性格だから合格できたのかもしれない。

 最近は小説、エッセイのコーナーをよく見ている。こういう分野の本はあまり読んでこなかった。だから読んでみたい。たいした理由ではないが、行動を起こすには十分だ。

 まずは10年くらい前にはまっていた江國香織の小説を再び読んでみよう。先週の日曜日「薔薇の木 枇杷の木 レモンの木」を古本屋で見つけた。そのとき一緒にレイモンド・カーヴァーの「ささやかだけれど、役にたつこと」も買った。こうして読みたい本があるだけでわくわくする。
気がつくとなくてならないものになってる。
 本は私に時空を超える旅をさせる。
 想像の世界は無限だ。

Appendix

プロフィール

RISA

Author:RISA
本とカフェ巡りが好きな40代女性です。北海道札幌生まれ。
いつか本を出版するのが夢☆です。

現在、およそ2日に1度のペースで更新中です。

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