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本当の私


「私は人見知りです」と言ってしまうのは簡単だ。

 言葉どおり、私は元来、人見知りであった。
 幼少の頃は、知らない人に話しかけようとするだけで、気分が憂鬱になったものである。
 理由はずっとわからなかった。
 私は周囲の人々の言動をよく観察する子で、まるで自分を取り巻く世界の傍観者のようだった。

 ある日、人生相談を読んでいて「人見知り」とは「自意識過剰」のことなのだ、ということを知った。精神科医がそう回答していたのだ。
 言われてみればそうかもしれない、と思った。
 相手にどう思われるか不安だから、人見知りだったのか、と。

 その記事を読んだとき、私はもうすでに自意識過剰な女の子ではなかったが、最近になって時々、大昔の私が顔を出すのだ。

 更には、そんな私なのに、「人見知りだから」と言う人が苦手である。
 初対面などでそう言われてしまうと、もはや自分が拒絶されているのかと、勘ぐってしまう。
 「いい年をして」と心の中で思ってしまうのだ。自分のことを棚に上げて。

 社会人になってからは、人見知りだと悟られないように振舞ってきた。
 それは必要に迫られてのことだったように思うが、私の世界は格段に明るくなった。

 性格は変えられる。
 なりたい自分に近づくことができるのだ。
 その可能性は無限大。

「人なんて変わるわけないさ」と思う方は、どうぞご自由に。

 人生の主役は自分しかいないのだ。
 傍観者でいるのはもったいない。


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カフェ「森彦」

 土曜日の朝、ベッドから起きだして、さてなにを食べようかと考える。
 そうだ、チーズドーナツがあったな。飲み物はコーヒーが合う。
 いつもは紅茶を飲むのだが、どうしようかな。
 いや、コーヒーはやめておこう。今日は「森彦」に行こうと昨夜から決めていたのだから。
 
 私はちょっと重たい町村農場のチーズドーナツと紅茶で、朝食をすませた。


 数週間、ノートパソコンを開いていなかった。
 するとなにかが変わった。
 本を読む時間が増えたし、カフェに出かける時間もできた。


 カフェに行きたい。それだけの理由で家を出た。
 歩いて15分ほどで着いたその店は、あいかわらずの古い民家で枯れた蔦が外壁を覆っていた。以前、来た時は夏だったから、青々とした緑の葉に包まれているようだったが、今はすっかり外観が違って見える。


 入口の前で写真を撮った。扉を開けて中へ入ると、目の前のカウンターに若い可愛らしい店員が笑顔で立っている。「いらっしゃいませ」と声をかけられた。
 きっとガラス越しに、外で写真を撮っている私を見ていたのだろう。少し恥ずかしくなった。

 すぐ右手には見覚えのある薪ストーブがあった。
 二階の席へと案内されたとき、古い木の階段がギシギシと鳴った。
 そう、この音も覚えている。

 二階のテーブルにはカップルがふた組と、一人で来ている女性がいた。
 この女性は一眼レフカメラで、店内の様子を撮り始めた。立ち上がって、窓から見える風景も撮っていた。

 もしかしてここは札幌で一番有名なカフェなのかもしれない。
 カフェ本の常連で、ここ数年人気は衰えることを知らない。

 壁にかかったぜんまい時計から聞こえるカチコチという音。
 天井からぶら下がったガラス製ペンダントライトの暖かな色。

 ここは少しだけ過去を振り返ったり、日常を頭の中で整理するのにちょうどいい。

 カフェオレはとてもおいしかった。
 私はやっぱりカフェが好き。


Appendix

プロフィール

RISA

Author:RISA
本とカフェ巡りが好きな40代女性です。北海道札幌生まれ。
いつか本を出版するのが夢☆です。

現在、およそ2日に1度のペースで更新中です。

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